こんにちは、べっぽです。
昔出会った 素晴らしいホームレスの男性のお話です。
八重洲の地下街で、私はセラピストのバイトをしてました。
空き時間には、ブリジストンのビルがある、大きな交差点でチラシを配るんです。
そこで彼は、ビッグイシューを売っていました。
まっすぐに背筋を伸ばして、人が歩いている時も、いない時も、流暢で耳障りの良い売り言葉を、休むことなく繰り返して。
お買い上げ時には、今まで見たこともないような、綺麗なお辞儀を、皆さんにされていました。
痩せた体にボロボロのTシャツを着て、ジャージに、赤いキャップで、毎日毎日立っていました。
挨拶をすると、とても優しい笑顔を向けてくださいました。
どんな経緯で彼が多くを失ったのかは存じませんが、彼は、今まで出会ったどの男性よりも輝いていました。
彼の仕事は、あの赤いキャップを脱いだ時間に生まれているのだと、一目でわかる程素晴らしかったんです。
最後にお会いした日は、いつものキャップに、新品のスーツをお召しでした。
肩書きも、権力も物を言わないフィールドで戦える人間が、今の日本に、どれだけいらっしゃるかと常々思います。
小銭を冷やす愚劣な行為が、紙幣を燃やす火花を生んで、一体何が残ったのでしょう。
自分の命を知ることは、すべての価値を知ることに等しいと思います。
それは、これから築かれる未来をも知ることではないでしょうか。
やはり日本は宝の山です。
ありがとうございました。
追伸。
輝く男性ランキングは、今、ごとう製茶さんがトップを飾っています。
超超かっこいいです(^-^)♪
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